買いクル太田桐生店「公式ホームページ」の紹介(15)

 ~買いクル「5つの接客宣言」(9)~

 いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 『買いクル太田桐生店』店長の父親で、当ブログ管理人の「ねえ、おじいちゃん(Hey_grandpa)」です。

 前回は、当店で私が担当している「買取品のカメラ・写真用品のヤフオク出品」の実例から、カメラに興味のない方が見たら「ボロボロで動かないガラクタ」にしか見えないジャンク品でも、マニアのコレクションや修理用の部品として高値で売れるモノがあるとお話しさせていただきました。

 そして、このことから、たとえお客様が価値に気づいていないモノでも、適切な査定額を提示できる査定員こそが「買いクルのプロの査定員」だという私の思いを紹介させていただきましたが、この思いは伝わりましたでしょうか?

 今回からは、前回ちらっと触れた「デジカメは査定員および出品者泣かせの筆頭格アイテムである理由」と、デジカメを高く買い取ってもらうコツ、そしてプロ査定員の対応についてお話しさせていただきます。

 まずその前段として、今回はカメラという機械の仕組みと、写真を撮る技術の基本についてお話しさせていただきます。(※ここが分かると、普段スマホで写真を撮る楽しみも一気に増えると思います!)

【50年前のカメラ、機能はシンプルでした】

 カメラとは本来、画像を記録するのに必要な「光」をレンズを通して、昔のフィルムカメラなら「フィルム」に、現代のデジカメなら「受光素子(センサー)」に当てる機械のことです。

 この光の量を、「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせで調整します。

 文字で書くと難しそうですが、分かりやすく「部屋干しの洗濯物」に例えてみます!

 「絞り」 = 部屋の「窓の大きさ」

 「シャッタースピード」 = 「カーテンを開けている時間」

 「フィルム / 受光素子」 = 「乾かしたい洗濯物」

 洗濯物を乾かすとき、窓が大きければ、カーテンを開けている時間が短くても乾きますが、逆に窓が小さければ、長い時間カーテンを開けておかないと乾きません。

 また、同じ窓の大きさでも、外が晴天で光が強ければ短時間で乾きますが、曇り空で光が弱ければ時間をかけないと乾きません。

 これが「絞り」と「シャッタースピード」の関係です。

 この例に沿って、50年前のカメラの操作手順を追ってみると……

 ①洗濯物をハンガーにかけてセットする ➔ フィルムを装填する

 ②もっとも光の当たりやすい場所に窓を移動する ➔ ピントを合わせる

 ③外の天気や洗濯物の種類をみて窓の大きさを決める ➔ 絞りをセットする

 ④窓の大きさに合わせてカーテンを開ける時間を決める ➔ シャッタースピードをセットする

 ⑤スイッチを押すと決めた通りにカーテンが開く ➔ シャッターを押す

 ⑥洗濯物が乾いたら次の準備をする ➔ フィルムを1コマ巻き上げる

 ⑦すべての洗濯物が乾いたら取り込む ➔ フィルムを巻き戻して取り出す

 このように、50年前のフィルムカメラの構造はとてもシンプルで、「レンズやシャッターが正常に動いているか」を目視で確認することができました。

【50年前のカメラ、使いこなすのは大変でした】

 しかしながら、50年前のカメラは、ピント合わせも、シャッタースピードと絞りの適正な組み合わせも、すべて「手動(マニュアル)」で行う必要がありました。

 そのため、初心者の頃はピントがボケボケの写真や、光が多すぎて真っ白な写真、光が足りずに真っ黒な写真のオンパレードになるのが普通でした。

 当時はカメラを使いこなして「写真が上手い」と言われるようになるまでに、フィルム代、現像代、三脚などの用品代と、高い授業料を払っていたものです。

 そして当時のカメラ屋の店員は、お客様の失敗を減らし、良い写真を撮れるようにアドバイスするのも非常に重要な仕事でした。

 次回はいよいよ、「なぜデジカメの査定は難しいのか」「デジカメを上手に手放すコツ」とお話しを進めていきますが、その次回にも繋がる「元カメラ屋副店長からのワンポイントアドバイス」を一つご紹介して今回は終わらせていただきます。

【元カメラ店副店長からのワンポイントアドバイス】

 当時、お客様からよくいただいたのが「シャッタースピードはなんとなく分かるけど、どうして絞りを変えるの?」という質問でした。

 実は、絞りには「ピントの合う奥行き(被写界深度)」を調整する役割があります。

 絞りを開けて大きな窓を使う(F1.8など):ピントの合う奥行きが浅くなり、背景が綺麗にボケる効果が生まれます。お花のクローズアップや、人物のポートレート写真に最適です。(※F値という数字が小さいほど窓が大きくなり、この数値が小さいレンズほど高価になります)。

 絞りを絞って小さな窓を使う(F8やF11など):ピントの合う奥行きが深くなり、手前から背景までくっきり写し込む効果が生まれます。旅行先での名所旧跡の記念写真に最適です。

 現代のスマホやデジカメでは、アプリや編集で後から背景をぼかすことは容易ですが、「ボケてしまった背景をクッキリ再現する」ことは不可能です。覚えておくと、スマホ撮影でも一生役に立に立つと思います!

 今回は元カメラ屋の店員、そして元写真部員という経歴もあり、ついつい熱が入って長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は、いよいよデジカメの査定の裏側へ切り込みますので、ぜひご期待ください!

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